Hyper-Turboのコツ(バブル編2)(ポーカー)
こんにちは、せーやです。
この前書いたHyper-Turboのコツ第3回です。
今回はトーナメントで重要なバブルについて解説します。
普段トーナメントをプレイしない人はバブルをあまり意識したことがないでしょう。
しかし、トーナメントをプレイするうえでバブルはとても重要です。
この記事でバブルのコツを学んでトーナメントを生き残りましょう!
バブルでのコツ2
自分がショートスタックの場合、ほかのプレイヤーのオールインに対して普段より多めに降りる。
バブルになるとあと一人飛ぶとインマネが確定します。
1BBしかスタックがなくても、生き残ってさえいればインマネできます。
生き残ることでインマネが確定するので、チップが持つ賞金期待値がとても大きくなります。
とりわけショートスタックの場合、スタック量は少ないのにも関わらずチップの価値が大きいばかりになかなかオールインにコールすることができません。
生き残る期待値がダブルアップすることによる期待値よりも大きい場合が多いのです。
トーナメントのバブル特有のこの現象はICMを考えることで理解できます。
ICMについてはまた別の記事で紹介します。
どの程度降りるのか実際の例を見てみましょう。
参加人数150人で残り人数30人、29人からインマネが決まるトーナメントを想定します。
テーブルのスタック状況は以下の通りです。
LJ:20BB
HJ:15BB
CO:10BB
BTN:5BB(hero)
SB:7BB
BB:10BB
自分は5BB持ちのBTNです。
LJがオールインしてきた場合のコールレンジを考えます。
まずはバブルを考慮しない場合のLJのオールインレンジとBTNのコールレンジを見てみます。
LJのオールインレンジは25.7%。
BTNのコールレンジは26.7%。
次にバブルを考慮したLJのオールインレンジとBTNのコールレンジを見てみます。
LJのオールインレンジは86.3%
BTNのコールレンジは7.8%
前回のバブルのコツでもお伝えした通りビッグスタックは広いレンジでオールインしてショートスタックに圧力をかけています。
普通であれば、相手のオールインレンジが広がればこちらのコールレンジは広がると思うでしょう。
しかし、バブルを考慮したプレイでは相手のオールインレンジが広がっているにも関わらずコールレンジは狭まっています。
ほぼエニーハンドでオールインされているにも関わらず、コールできるレンジは上位7.8%しかないのです。
これは一例であり、実際のトーナメントでは状況によってレンジが多少変動するでしょう。
しかし、ショートスタックがオールインに幅広くフォールドするという大原則は変わりません。
みなさんもバブルでショートスタックのときはギリギリまで粘ってインマネしましょう。
この記事を読んでみなさんがインマネできることを祈っています。
今回はここまでです。