ポーカー攻略日記

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なぜ、ショートスタックのプッシュオアフォールド戦略は強いのか?(ポーカー)

こんにちは、せーやです。

 

トーナメントでショートスタックだったらオープンオールインしますよね。

ショートスタックのプッシュオアフォールド戦略は最近のトーナメントでは当たり前の戦略です。

しかし、なぜプッシュオアフォールド戦略は強いのでしょうか?

 

今回は、なぜショートスタックのプッシュオアフォールド戦略が強いのか考察しました。

また、プッシュオアフォールド戦略のメリットが小さくなる場合についても説明します。

 

目次

 

プッシュオアフォールド戦略を使う理由

EQを実現できる

オールインすると必ずリバーまで見ることができます。

これはハンドのEQを確実に実現できているということです。

 

例えば、スタック10BBのときにボタンから6♡6♢で2BBオープンしてビッグブラインドにコールされました。

A♡K♡Q♢と落ちたとします。

相手にドンクオールインされたら6♡6♢はフォールドせざるをえません。

相手のハンドは8♡7♡みたいなフラッシュドローだった場合、6♡6♢のEQをかなり損しています。

 

しかし、最初からオールインしていればどんなフロップが落ちようとリバーを見ることができます。

 

もしオールインしていれば、同じようにフロップにA♡K♡Q♢と落ちたとします。

 

でも、

 

相手がAを持っていたとしてもターンとリバーに6を引ける確率があります。

相手に♡がない場合ランナーランナーフラッシュを引ける確率もあります。

相手が8♡7♡のようなハンドを持っていればフェイバリットです。

 

オールインしておけば確実にリバーを見てEQを実現できるのです。

 

相手のリレイズオールインにオッズコールするしかない

同じく残り10BBのボタン6♡6♢で2BBオープンしたとします。

ビッグブラインドからオールインが返ってきました。

コールするためのオッズは以下のようになります。

 

X=8/(1+0.5+10+8)

X=0.41

 

41%の勝率でコールできます。

 

77+,A9+,KQ+に対する6♡6♢の勝率が42%ぐらいなので相手のハンドレンジがよっぽど強くないとオールインにフォールドすることができません。

 

オールインされてもフォールドできないので、最初からオールインして72oのような雑多なハンドをフォールドさせたほうが期待値は高いです。

 

オープンするより下ろせるハンドが多い

トーナメントではアンティがあるので、オープンに対してビッグブラインドが広くコールしてきます。

オープンサイズによって違いはありますがスーテッドハンドであれば大体コールされるでしょう。

 

しかし、こちらがオールインすると弱いスーテッドハンドはコールすることができません。

そのような弱いハンドを下ろすことで期待値を稼ぐことができるのです。

 

さらに、ショートスタックならチップの量が少ないのでオールインするリスクがビッグスタックに比べて小さいです。

 

弱いハンドを下ろしても仕方ないという意見もあるでしょう。

ですが、ホールデムにおいて27oでも上位30%のレンジに25%程度の勝率があります。

弱いハンドをしっかりフォールドさせてEQを削るのは利益的なのです。

 

 

プッシュオアフォールド戦略のメリットが小さくなる場合

以下の場合には、プッシュオアフォールド戦略のメリットが小さくなります。

 

ビッグブラインドがオープンに対して降りすぎる場合

トーナメントでオープンしたらかなりの確率でビッグブラインドにコールされるので、ショートスタックはオールインでブラインドスチールします。

 

しかし、ビッグブラインドがオープンに降りすぎてしまう場合はどうでしょうか。

 

オープンでもブラインドスチールできるなら、オールインのリスクを背負う必要はありません。

なので、ビッグブラインドがオープンに広くフォールドしてくれるならプッシュオアフォールド戦略を使うメリットが小さくなります。

 

ミニマムオープンでブラインドとアンティをかっさらいましょう!

 

 

相手の3ベットがとても強い場合

 ショートスタックでオープンすると相手のオールインにオッズコールしなければならない場面が多いです。

しかし、相手のオールインレンジがAAだけだった場合はどうでしょうか。

 

ほぼすべてのハンドをフォールドすることができます。

リレイズオールインにオッズコールする必要がなくなるので、プッシュオアフォールド戦略を使うメリットが小さくなります。

 

 

終わりに

今回はショートスタックのプッシュオアフォールド戦略が強い理由とプッシュオアフォールド戦略を使うメリットが小さい場合についての記事でした。

プッシュオアフォールド戦略は確かに強いですが、常にプッシュオアフォールド戦略の期待値が一番高いわけではありません。

状況によっては残り10BBからオープンしたほうがいい場合もあります。

状況に応じた最適な戦略を使えるようになって期待値を稼ぎましょう。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。